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再チャレンジ成功までの記録(1.不合格に至るまで)

成績表が返ってきたので、これを受けて、今年合格に至ることができた理由を自分なりに考えて書き残しておくことにします。
といっても、受験に向けてやるべきことは人によって違うと思いますので、僕ができるのは「自分がどういう理由で、どういう勉強をしてきたか」ということを、淡々と書くことだけです。普通に勉強してきただけなので、特別なことを書くことはできないし、またそのつもりもないので、面白くもなければ参考にもならないかもしれません。そういうものだと思ってお読みいただければ幸いです。

*長文なので注意してください
*正直に書いているので、恥ずかしいことも書いてある一方、不快に思われる表現・内容が入っているかもしれませんが、ご理解ください。また、内容について信じるも信じないも自由です。後で書きますが、個人的には、自分が直接知っている人に生で話を聞くのが一番ためになると思っています

1.不合格に至るまで
どういう人間の勉強記録であるかを書かないことには参考にならないと思いますので、最初に新司法試験までの自分の取り組み方、というか、いかにダメな受験生だったかを書いておきます。経歴なども割と明らかにしているため、読む人が読むと誰か特定できてしまうと思いますが、そのへんは無粋なことをせずにスルーしてもらえるとうれしいです。あんまり変なことになると消さないといけなくなったりしそうなので…(まぁ、そうなっても困る人は僕だけなのかもしれませんが)

1.1 新司法試験不合格までの軌跡
§1 大学
某地方公立高校から東京大学文科Ⅰ類に入学。この頃は何となく法律を勉強したいと思っていただけで、司法試験なんて受けるとは思ってもいませんでした。大学受験も、部活を引退した9月からは人並みには勉強したと思いますが(といっても他の人がどうだったか知りませんけど)、大変な思いをしたという記憶はなく、運良く受かったという感じです。思えばこのときから、受験というものを甘く見ていたのでしょう。

法学部に進学してからも、授業は退屈だったのでほとんど出席せず、友人のノートなどに助けられながら単位を取っていました。学部試験というのは出題範囲も限定されているし、講義内容に現れた教授の問題意識を意識しつつ勉強すれば対応できるため、試験前直前の詰め込みでもよい成績がくるものです。おかげで成績最優秀という謎の称号がつきましたが、一度落ちたことからも分かるように、実態を反映したものではありません。結構人数もいますし。

司法試験を意識したのは、3年の冬学期くらいからです。就職活動を少しだけ覗いたら自分に合わなさそうだったというのと、ゼミでの法律の議論がとても面白かったこと(司法試験と全く関係ないことは後で気づく)から、ロースクールに行って法律家を目指すのもよいかと考えたからです。あと、前述のように成績もよかったので、4年になってから対策してもロー入試には間に合うだろうという判断もあります。

実際には、ロー入試対策をはじめたのは3年の冬、年が明けてからくらいです。というのは、友人に旧司法試験を一緒に受けてみないかと誘われ、まぁ記念によいだろうということで、1月くらいから短答の勉強をはじめたからです。といっても旧司論文過去問を一周やり、民法の択一六法を通読したくらいですが、旧司では刑法がパズルで知識が不要ということもあり、本番で48点を取って通過してしまいました。その運が新司で欲しかった。
そこで、ロー入試対策にもよいだろうということで、7月の論文式試験に向けて一応勉強を始めました。とはいえ、これまでそういう勉強を何もしてこなかったので、下三法は伊藤塾のシケタイを急いで買って読み始め、上三法も論証などに思い至るまでもなく基本書を読み直すだけという情けないことに。当然、答練など行く余裕もその気もなく。
旧司論文は難しく、はっきり言って歯が立ちませんでした。結果は、憲法A民法F刑法G商法F民訴C刑訴Bで総合Fという、どうしようもないものでした。ちなみにこの年の民法で即時取得、刑法で間接正犯が出題されていて、新司で失敗したときの死因とかぶっていました。間違いから学ばない限り、同じ過ちを繰り返すということなのでしょう。

そんなわけで旧司は当然のように失敗したのですが、ロー入試はそれなりに上手く行き、慶應ローと東大ローに合格していました。というわけで、学費も安くて大学が変わらない東大ローに入学を決定し、新司法試験への道を歩むことに決まりました。

§2 法科大学院
前記の通り、東京大学法科大学院既習コースに入学することになりました。有名なことではありますが、東大ローは基本的に受験対策をするつもりのない場所で、特に民事系はほとんど試験と乖離した授業ばかりです(実務基礎を除く)。民法に至ってはレポートだけで、しかも内容も特別法とかだったりするので、受験対策としての体系的学習は完全に自学自習に委ねられています。

そういう場所ではありますが、他のロースクールに比べると課題などはあまり大変でもなく、民訴や刑訴を除けば予習をしなくても何とかなったりしたので、きつい授業も減ってローにも慣れてきた2年の冬学期以降は、授業で扱う判例を読んでくるなど最低限のことをするほか、ほとんど予習復習をしなくなってしまいました。授業中もかなりの時間爆睡しており、この事実だけで同級生に特定されてしまうんじゃないかというくらいです。また、自習室の空気も好きになれなかったので、結局在学中一度も自習室で勉強したことはありませんでした。かといって家でやってるわけでもなく、今思えば何やってたんだというところです。
とはいえ、ローの試験も学部と同様、ノートなどを入手した上での短期詰め込みで何とかなってしまうので、さすがに学部ほどではないとはいえ成績もそこそこで、上位15%以内には入っていました。先輩からは「ローの成績と司法試験は関係ないから」と聞いてはいましたが、正直このときは油断していました。
自分の来し方を振り返ったら勉強不足なのは明白だろう…と言えるのは、一回落ちて現実を知った今だからこその話です。受かった人も受かってない人も「自分はそれなりには勉強した」と思ってしまいますが、客観的に見ると全然違います。今、過去の自分を客観的に見て、それを痛感しています。

司法試験対策は、クラスの友人に誘われてはじめた、辰巳法律研究所の答練からでした。答案の形式などについて勉強になったのと、細かい論点も押さえる必要があるのだろうということが参考になりましたが、このときはあまり真面目に復習せず、受けっぱなしでした。成績はムラがあるものの全体としてそこそこで、この結果もあって、こんなもんなんだなぁと危機感を持たずにだらだら勉強することになってしまいました。
あとは、友人との勉強会で過去問を2年分くらい解いたのと、短答対策ということで早稲田セミナーの問題集を一周解き、ついでに肢別本も一周回していました。それから基本書を読んだり百選を読んだりといったところで、正直なところ戦略も何もあったものではありませんでした。

直前に受けた辰巳の全国模試では、短答は微妙でしたが、なぜか論文の点数がとても高く、総合で150位くらいになっていました。これで完全に調子に乗ってしまい、論文で何とかなるんだろうということで、直前期は短答の追い込みに時間を使っていました。まぁ、直前期に論文対策をやってれば何とかなったというレベルではないわけですが、結果を見る限り、類型別をきちんと読んでいれば民法がもう少し何とかなって受かっていたのかもしれません。もっとも、それで受かっても危なかっかしい法律家になってしまっていたでしょうけど。

そして、そのまま本試験に臨み、そして不合格だったということは、ご案内の通りです。
ここまでで自分に該当すると思い当たる現役生の方がいらっしゃるとしたら、悪いことはいいませんからすぐ改めたほうが良いです。死ぬ気で勉強しろとまでは言いませんが、司法試験というのはそうフワフワと受かるものでもないし、外したときのショックは大きいです。そんな当たり前のことを1年もかけて気づく必要はありません。

1.2 不合格の結果を受けてから
試験後はロー在学中に行っていたインターン先の事務所を回っていて、既に内定が決まっていたため、ゆるく過ごしていました。そういうこともあって、何となく受かっているだろうと思っていただけに、自分の番号がなかったときにはびっくりしました。今思えば、あんな答案書いて受かってたと思ってたことが恥ずかしくてなりません。
今でも覚えているのは、掲示板に番号がないことを確認しても、涙が流れるとかそういうことがなかったということです。しばらくしてからそういう機会はあったのですが、不合格の瞬間に割と冷静でいられてしまったのは、受験に対する覚悟が足りなかったことの証左なのでしょう。

不合格が分かった日は、各方面に報告とお詫びなどした後で、この先どうしようかということでぼおーっと考えていました。勉強しないといけないんだろうなぁということで、近くに転がっていた内田民法を読み始めたら、その年の問題で出ていた錯誤の記述などが目に入り、ああいうこと書けばよかったのかなぁ…などと頭によぎってきて、ようやく自分の至らなさが実感できました。

そんな感じで数日は落ち込んでいたのですが、同じ年に受験して合格した友人などが連絡してきてくれて、事務作業などで忙しい中、いろいろ相談に乗ってくれました。このときに励ましてくれたことが、再チャレンジに向けてすぐに動き出せた大きな理由になっているし、その後も自分の勉強を支えてくれました。友人たちには本当に感謝しています。

というわけで、不合格が分かってから比較的短い期間で、次の試験に向けて前向きに考えることができるようになりました。まず最初にすべきだと思ったのは、自分が落ちた理由を明らかにするということです。
次回は、ここまでの軌跡を踏まえて、自分なりに不合格の原因を分析しようとした方法と、それに基づく分析結果を記します。
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眠れる豚

Author:眠れる豚
名前:眠れる豚
2009年度新司法試験で討ち死にしてしまったため、再チャレンジのために淡々と勉強してきた法務博士(無職)。2010年の試験では何とか合格することができました。

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