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年末年始の記録(2009.12.30~2010.12.7)

皆さまあけましておめでとうございます。もっとも、受験生にとってめでたい新年などないというべきなのかもしれませんが。

昨年は30日から帰省しており、本日(7日)の深夜に帰京しました。正月は何だかんだいってゆっくりしてしまい、さほど勉強できなかった気がします。
まとめノートや短答誤答まとめを読んでいたほかにやっていたのは、概ね以下のようなことです。

・「会社法事例演習教材」の完成
京大の先生が書いている会社法ケースブック的なものの評判がよいので、一冊仕上げてみました。といっても答案構成的なメモを一通り書いてみて、某所から入手した解答例的なものを読んだだけです。解答例はどこかの学生が作成したものらしく、明らかな誤解や検討不足と思われる点もあったので、改めて教科書を参照しつつまとめノートに補筆してまとめるつもりです。
ちなみにこの教材、かなりの良書だと思います。会社法の重要問題を一通り押さえてあること、設問及び誘導の質問が非常に良い点を突いていること、難易度が適切であることから、勉強会などで取り組めば非常に勉強になるはずです。きちんとやれば自習でも十分ではありそうです。あとは答えがつけば完璧なのですが、そうすると授業のネタがなくなるということなのでしょう(実際にはそんなことはなくて、より深い質問などで授業を進めることは十分可能でしょうし、それが法科大学院の理念と司法試験の現実の折衷として正しい方向性だと思うのですが)。

・H18民事系過去問の解答
解き残してあるH18民事系の大問(会社法)と大大問(民法・民訴法)を解答してみました。H18の民事は債権譲渡特例法とか出てきてあまり参考にならないということだけはどこかで聞いたことはあるのですが、実際解いてみると非常に良い問題だと思いました。特に民法は、解き終わって出題趣旨を読んだところ、なるほどと思わされました。

大問は事業譲渡を中心にその要件や手続の瑕疵などを問う問題。事例もシンプルで取り組みやすいかと思ったら、設問2の問い方があいまいで書きにくく感じました。一応違法事由は全部拾いましたが、余計な議論もしてしまったし、事業譲渡の効力についてまで十分踏み込まず適当に流してしまいました。あと、事業譲渡の要件を若干あいまいに覚えていたこともあり、一つ論点がハズレ気味になったのが残念。

大大問は民法と民訴が交互に出てくる問題で、設問1は譲渡担保としてされた債権譲渡の請求原因事実について問う問題でした。今年のテーマは「基礎からしっかり」なので、所有権的構成を前提として実体法の規律を起点に要件事実的な指摘ができるように頑張ったつもりです。これはまぁそこそこに。
設問2は共同訴訟人独立の原則と共同訴訟人間の証拠共通原則についての一般論と、個別事例における問題点及び対処法の指摘といった感じです。一般論の部分は基本的な議論なので、本件事例の問題点につながるように両原則の対立的な部分を指摘しつつ丁寧に書いた(つもり)上で、本件における手続保障のための訴訟指揮を論じましたが、152Ⅱの明文を挙げなかったり、書証について見落としていたりと残念な手落ちをしてしまいました。
設問3は債権譲渡に関する実体法的な問題。今回は設問ごとに答案構成をしたため、将来債権譲渡の有効性については設問1で書いてしまっており、これはもしかしてよくなかったのかもしれません。基本を丁寧にということで明らかな論点や基本的な請求関係を中心に論じたため、出題趣旨にあった基本的理解に関する部分はほぼ完璧に論じられたと思うのですが、発展として挙げられていた項目は気づかず、事実をしっかり読み込んでいなかったことを反省させられました。気づきさえすれば現場で処理できる内容だと思うのですが、制限時間内でそこまで論及するには、今の僕の実力ではまだ足りなさそうです。
設問4は反射効についての議論と基準時後の解除権行使が既判力により制限されるかについての論述で、原告と被告で異なる見解を戦わせるという、昨年も見られた出題形式です。僕はついでに既判力本質論から実体法説を取ると敗訴判決自体が基準時後の異議事由になるという謎の議論を展開したのですが、これは蛇足でした。反射効の議論は正直あまり勉強していなかったので、明文になくて不明確だからダメだとか、実体法的従属関係と手続保障があれば大丈夫だとかいう程度の議論でお茶を濁してしまいました。解除権の話は、解除事由が基準時前にあるという問題意識を十分出さずにいきなり「請求原因に内在付着する瑕疵」などと書いたのは乱暴に過ぎた感があります。被告は保証人ゆえ援用できないという点は論じたのですが、瑕疵担保責任による解除であり保証人には予想しがたいし主債務者自身も基準時までに気づいていなかった可能性もあるのではないかということが気になり、それも盛り込もうとしてかえって混乱してしまいました。

とまぁそんな感じです。全体として会社法はまだ基礎がおろそかで、民法では意識として基本事項を書くようにはなったものの応用的問題に気を回す余裕がなく、民訴法では基礎を飛ばして変なことを書きたがる傾向が抜けきらないという感じでした。ただ、時間的には多少余裕もあったので、(問題の難易度が低めなのかもしれませんが)昨年5月よりは力がついているのかもしれません。
H18優秀答案集を読むと、要件事実の議論などで実力を感じさせる記述はあるものの、メイン論点の検討が落ちていたり、論証が割と適当だったり、応用論点には論及していなかったりと穴があっても230点という感じで、僕の現時点での答案でも117点(昨年の民事系得点)ということはない…のかもしれません。ただ、正直なところ現在の受験生は前よりレベルが上がっているように思われるし、本試験での緊張感というのはかなりやっかいなものなので、安穏としてはいられないということは確かなことです。

・「知的財産法演習ノート」の特許権パートを片付ける
選択科目もそろそろと思い、演習書である「知的財産法演習ノート」を解くことに。とりあえず特許権パートの9問を解答しましたが(答案構成のみの問題もあり)、問題の質が高く、解説もいろんなタイプがありますが概ね分かりやすいものでした。まとめノートを作成したこともあって全く意味不明の問題はなかったのですが、理解があやふやなところなどもあったので、まとめノートに補筆しつつ復習していくことにします。


そんなところです。
もうすぐ答練がはじまりますし、勉強会でも民訴の演習をはじめる予定です。今年も3月くらいまでは論文中心で演習を重ね、確実に5割以上の得点を取れる基礎を固めた上でその先に少しでも手が届くような勉強ができたらと思っています。これが、新年に過去問を解いた上での「今年の抱負」ということです。
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あけましておめでとうございます

がんばりましょう。
これからが勝負ですね!

そうですね

あと4ヶ月少々ですが、お互い悔いのないように勉強していきましょう!
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眠れる豚

Author:眠れる豚
名前:眠れる豚
2009年度新司法試験で討ち死にしてしまったため、再チャレンジのために淡々と勉強してきた法務博士(無職)。2010年の試験では何とか合格することができました。

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